2021年流行語大賞発表!大谷翔平の快挙とトップ10・裏側を徹底解説
日本中が固唾をのんで見守った年末の恒例行事「2021 ユーキャン新語・流行語大賞」の発表。暗いニュースが続いた社会情勢を吹き飛ばすように、海を越えて列島を熱狂させた大谷翔平選手のフレーズが頂点に立ちました。一方で、長引くコロナ禍の影や若者世代の切実な叫びを映し出した言葉も数多くランクインし、まさに激動の1年を象徴する顔ぶれが揃っています。
毎年のことながら、選考結果が公開されるや否や、SNS上では称賛と疑問が入り混じる激しい議論が巻き起こりました。本稿では、年間大賞に輝いた大谷翔平選手の偉業から、トップテン入賞語、惜しくも大賞を逃したノミネート30語の全貌までを整理。選考委員が言葉に込めた意図や裏側の力学、ネット上で噴出したリアルな反響まで、余すところなく振り返ります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2021年の年間大賞は、米大リーグで歴史的快挙を成し遂げた大谷翔平選手の代名詞「リアル二刀流/ショータイム」が満場一致で獲得。
- 要点2:トップテンには「親ガチャ」「うっせぇわ」「ぼったくり男爵」など、閉塞感や社会批判を反映したエッジの効いた言葉が多数選出。
- 要点3:東京五輪関連のポジティブな新語と、政治・社会風刺色の強い言葉が入り乱れ、ネット上では選考基準を巡る激しい賛否両論が展開。
【2021年流行語年間大賞】大谷翔平の「リアル二刀流/ショータイム」が満場一致で選出された理由
2021年の「新語・流行語大賞」において、文句なしの主役に輝いたのがメジャーリーグ・ロサンゼルス・エンゼルスで大暴れした大谷翔平選手です。年間大賞に選ばれたのは、投打にわたる常識破りのプレイスタイルを指す「リアル二刀流」と、球場のファンや実況アナウンサーが胸を躍らせたコール「ショータイム」の2語合体でした。
投げては9勝、打っては46本塁打。近代野球の常識を軽々と塗り替え、日本人としては2001年のイチロー氏以来となるアメリカン・リーグMVPを満票で受賞した大谷選手。暗澹たるニュースが日常を覆っていた日本に、毎朝届けられる彼の特大アーチは、世代や性別の垣根を越えて最大の希望となりました。選考委員会も「日本中、いや世界中に明るい夢と活力をもたらした」と評し、異論の余地がない選考であったことを明かしています。
「Showtime」という英語フレーズがそのままお茶の間に浸透した点も、従来のスポーツ用語にはないスケール感を物語っています。単なる野球用語の枠組みを飛び越え、国民的な活力を生み出したシンボルとして、大賞受賞は極めて自然な帰結でした。
【トップテン入賞語一覧】コロナ禍・五輪・Z世代カルチャーが交錯した激動の10語
年間大賞と並び、この年の空気感を鮮烈にパッケージしたのがトップテン入賞語です。東京五輪の祝祭感、若者カルチャーの台頭、そして依然として社会を縛り続けた感染症の影響という3つのベクトルがくっきりと浮かび上がりました。
【2021年トップテン入賞語一覧】
- リアル二刀流/ショータイム(年間大賞):大谷翔平選手が見せた規格外の躍進と、その活躍を象徴するフレーズ。
- うっせぇわ:歌手・Adoの圧倒的な歌唱力と挑発的なリリックが、抑圧された世間の本音を代弁しメガヒット。
- 親ガチャ:生まれ育つ家庭環境や親を選べない理不尽さを、ソーシャルゲームの「ガチャ」に例えた若者発の造語。
- ゴン攻め/ビッタビタ:東京五輪スケートボード解説を務めたプロスケーター・瀬尻稜氏のストリート感あふれる名言。
- ジェンダー平等:五輪組織委員会の混乱や女性蔑視発言を契機に、社会全体で是正に向けた議論が加速したテーマ。
- 人流:感染拡大防止の指標として政策発表や報道で連日連呼され、すっかり定着した行政用語。
- スギムライジング:東京パラリンピック・ボッチャ個人で金メダルに輝いた杉村英孝選手が放つ神業アプローチ。
- Z世代:1990年代中盤から2010年代序盤に生まれたデジタルネイティブ層。消費と文化の新たな主役として脚光。
- ぼったくり男爵:米ワシントン・ポスト紙がIOCのバッハ会長を「バロン・フォン・リップオフ」と痛烈に批判したコラムの邦訳。
- 黙食:外食産業が苦境の中で編み出した、飛沫感染を防ぎつつ食事を楽しむための苦肉の新マナー。
競技の熱気を伝えた「ゴン攻め」や「スギムライジング」が五輪・パラリンピックのポジティブな遺産となった一方で、「人流」や「黙食」といった言葉は生活の制限を象徴していました。光と影がここまで明瞭に同居したトップテンも珍しい構成です。
【ノミネート30語の全貌】2021年を彩ったキーワードから見えた日本社会の縮図
トップテンの決定に先立ち発表された「ノミネート30語」には、その年に消費されたポップカルチャーや世相が色濃く網羅されていました。惜しくもトップテン入りを逃した候補の中にも、強烈なインパクトを残した言葉が並びます。
エンタメ分野では、世界的な社会現象を起こしたNetflixドラマ『イカゲーム』や、空前のブームを巻き起こした育成ゲーム『ウマ娘』が堂々の選出。イタリア発祥の伝統菓子『マリトッツォ』は、コンビニやベーカリーを席巻しスイーツ界の顔となりました。さらに、五輪スケートボード女子ストリートで倉田大誠アナウンサーが叫んだ「13歳、真夏の大冒険」も大きな共感を呼びました。
一方、テクノロジーや社会問題では『NFT』や『フェムテック』『ヤングケアラー』といった専門性の高い言葉がリストアップされ、時代の過渡期を浮き彫りにしました。若者の「推し活」が経済を動かす一方で、酒類の提供自粛に伴う「路上飲み」が物議を醸すなど、都市生活の歪みもリアルに記録されています。ノミネート30語を俯瞰するだけで、当時の人々が何に熱狂し、何に苛立っていたのかが鮮やかに蘇ります。
【選考理由と背景の裏側】「ぼったくり男爵」や「親ガチャ」が選ばれた審査員の意図とは?
毎年、発表のたびに物議を醸すのが選考委員会による判断基準です。2021年の選考において特に際立っていたのは、痛烈な批判精神と世代間の断絶をあえて俎上に載せた点でした。
ひときわセンセーショナルだったのが「ぼったくり男爵」のトップテン入りです。開催都市の負担や感染リスクを顧みず五輪強行を迫るIOC幹部の姿勢に対し、国際的な批判記事から引用されたこのフレーズは、国内の鬱屈とした世論と合致しました。選考委員会側には、単なる祝祭ムードの追認にとどまらず、権力側への冷ややかな批判眼を歴史の記録として残すジャーナリズム的な意図が働いたと分析できます。
また、「親ガチャ」の入賞については、選考委員の間でもその残酷さに慎重論があったものの、「若者たちが抱える格差や努力では埋められない不条理感を、これほど端的に表現した言葉はない」という理由から採用に至りました。単に耳目を集めたバズワードというだけでなく、社会構造の病理を映し出す鏡として言葉を捉える姿勢が、選考の背景に色濃く反映されています。
【ネットの反応】「うっせぇわ」論争から五輪用語まで!SNSで巻き起こった賛否両論の真相
公式発表直後、SNS上にはユーザーからの膨大なコメントが押し寄せました。「リアル二刀流の大賞は納得」「大谷選手以外にあり得ない」と年間大賞に対しては圧倒的な賛意が集まったものの、トップテンの一部単語に対しては激しい論争が展開されました。
とりわけ物議を醸したのが、Adoの楽曲「うっせぇわ」と若者スラング「親ガチャ」です。子育て世代からは「子どもが真似して口が悪くなる」と敬遠する声が上がった一方、若年層や支持者からは「大人の理不尽に対する正当な反論」「若者の生きづらさを代弁している」と熱烈な支持が寄せられ、世代間ギャップが可視化されました。
さらに「ぼったくり男爵」に対しては、「流行語というより単なる海外コラムの悪口ではないか」「五輪選手たちへのリスペクトに欠ける」といった批判的な意見が噴出。これに対し、「当時の世論の怒りを正確に表している」と擁護する声も根強く、ネット空間は真っ二つに割れました。言葉そのものの善悪を超えて、人々の感情を激しく揺さぶった点こそが、2021年の新語・流行語が持っていた特異なエネルギーでした。
【流行語 2021 発表】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2021年の流行語年間大賞を獲得したのは誰のどんな言葉ですか?
A1:メジャーリーグ・ロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手を象徴するフレーズ「リアル二刀流/ショータイム」が年間大賞を受賞しました。投打双方で歴史的記録を樹立した活躍が日本中に勇気を与えたとして、満場一致での選出となりました。
Q2:東京オリンピック・パラリンピック関連からはどの言葉が入賞しましたか?
A2:スケートボード競技の解説で親しまれた瀬尻稜氏の「ゴン攻め/ビッタビタ」、ボッチャの杉村英孝選手のスーパーショットを指す「スギムライジング」が入賞しました。また批判的な文脈から「ぼったくり男爵」もトップテンに選出されています。
Q3:選考に対してネット上で批判や疑問の声が上がった言葉は何ですか?
A3:主に「親ガチャ」と「ぼったくり男爵」です。親ガチャに対しては「親への感謝を否定する表現」「運任せの諦めを助長する」という懸念が示され、ぼったくり男爵には「海外メディアの罵詈雑言を取り上げる必要があるのか」といった疑問の声がSNSを中心に広がりました。
まとめ:2021年の流行語を振り返る|言葉が刻んだ激動の記憶
2021年の「ユーキャン新語・流行語大賞」は、世界を席巻した大谷翔平選手の圧倒的な輝きが頂点に君臨しつつも、足元ではコロナ禍の不自由さや格差社会への鬱屈が渦巻いていたことを鮮烈に物語っています。
「リアル二刀流」が示した個人の無限の可能性と、「親ガチャ」が突きつけた生まれ持った境遇の限界。一見すると正反対に見えるこれらの言葉が同じ年のトップテンに並び立った事実こそ、2021年という時代の複雑さをそのまま映し出しています。言葉は単なる流行の記録ではなく、その瞬間に人々が抱いていた希望や葛藤を真空パックした歴史の証言者です。激動の時代を乗り越えてきた軌跡として、これらの言葉が持つ重みを改めて噛みしめたいところです。 (出典: 流行語 2021 発表(Yahoo!ニュース))